以前、リモート演奏動画の記事でiMovieの動画編集について3つ以上の動画を同時に並べて表示ができないと書いていました。
iMovieは2つの動画を重ねることはできるのですが、3つ以上の動画を同時に並べて表示ができません。
https://blow-organ.net/recording/remotesession/
以前、多重録音の際に裏技的なやりかたで4画面にしたことはあるのですが、それはまたどこかで気が向いたら書きます。
気が向いたのでiMovieで4画面の動画を作った時の忘備録を書きます。
iMovieで作成した4画面の多重録音
作成したのはMoogシンセサイザーの代表曲、Hot ButterのPopcornを鍵盤笛のアンデス25Fを中心に、鍵盤ハーモニカ HAMMOND PRO-44H、バス鍵盤ハーモニカ HAMMOND PRO-24Bで演奏した多重録音動画です。
ムービーエフェクトを多用しているので、4つの動画を1つずつ重ねていってるように見えるのですが、iMovieの機能を使って裏技のように4つの異なる動画を表示しています。
- andes 25F
- PRO-44H - Alto Hammond Melodion
- PRO-24B - Hammond Bass Melodion
鍵盤笛andes 25Fを使って「アンデスでテクノする」をテーマに作った、オリジナル楽曲「Herring Roe On Kelp」をYouTubeに公開しました。
制作裏話とあわせてご覧ください。
ピクチャ・イン・ピクチャを使って4分割で表示
まずは一緒に表示する動画のレイアウトを予め決めておきます。
レイアウトが決まったら、まずは背景画像をタイムラインのベースに置きます。
1つ目の動画を背景の上に重ねて、ピクチャ・イン・ピクチャ機能を使って予め決めておいたレイアウトのサイズに調整します。
この状態で一旦動画を保存します。
そして新規に動画編集を行い、先ほど保存した動画を読み込ませてタイムラインのベースに置きます。
2つ目の動画を読み込ませ、1つ目と同様にピクチャ・イン・ピクチャでサイズを調整し、動画を保存します。
この手順を繰り返す事で、3つ以上の動画を重ねて表示する事ができます。
Final Cut Proなどの動画編集ソフトに比べるとかなり根気のいる作業ですが、Mac、iPad、iPhoneなどに既存で搭載されているソフトで編集できるのは魅力的です。
多重録音動画については、こちらの記事でも色々と書いています。