昭和58年・1983年発売のメロディオン スタディⅡ-25が鈴木楽器の倉庫で見つかったようで、公式オンラインショップで数量限定30台で販売されていた物を購入しました。
先行してYouTubeに開腹&試奏レビューの動画をUPしています。
撮影中はまだカートが空いていたんですが、編集中に完売してしましました。
限定30台ですしね。
セカイモンではスタディ2の出品が確認できたんですが、メリカリなど日本のフリマサイトには、この発売以前も以後も出品が見当たらず、一つ前の「メロディオン スタディ25」は見つけました。
メロディオン スタディⅡ-25の構造
私は鈴木楽器の公式オンラインショップから購入したので、未使用アウトレット品というのはお墨付きではあったんですが、やはり演奏前には中を確認したかったので開腹しました。
それにしても本体どころか付属品も綺麗で、今までにヴィンテージの楽器を購入した時にはカビ臭さや独特な臭いが気になっていたんですが、今回は全く匂いは感じませんでした。
それだけでも安心感が違いますね。

スタディⅡ-25の特徴は鍵盤の短さ。
見た目がトイピアノみたいな可愛らしさがあります。
動画でも触れていますが、鍵盤の幅は他の型と同じくらいなので、大人の指でも弾きやすいです。
ツバ抜きは現在のレバー式ではなくボタン式。
この構造はHohner メロディカにそっくりですね。


Hohner Melodicaの構造についてはこちらの記事を参考に。
裏カバーのネジの場所とサイズ
裏カバーのネジ留めは全部で5箇所です。
わかりにくいのですが、バンドの下にもネジ留めがあります。

この5つのネジはプラスドライバーNo.2サイズ。
鈴木楽器の工具セットに入っているドライバーは+No.1というサイズなので、それより1つ大きいサイズがピッタリはまります。

動画でも詳しく説明していますが、ドライバーを差し込んだ時にネジ穴の端が見える状態だと、回した時に内側をえぐってネジ穴を潰してしまう可能性があります。
写真では、わかりやすいように巣の状態でドライバーを差し込んでいますが、ネジ舐め防止にはニトリルグローブを間に挟むのをおすすめします。
開腹して一番に驚いたのが、裏カバーを外したらすぐにリードプレートが現れたこと。

YouTube動画でもその様子が撮影されていますが、手持ちのメロディオンは裏カバーを外すと空気室のカバーが出てくるので、スタディ2も同じかと思っていました。
鈴木楽器の公式X(twitter)アカウントが掲載していた当時のカタログに「画期的な新機構」として「空気箱、裏カバーの一体成形」と記載があるので、教育用に軽量化するために考案されたものだったのでしょう。
ここでは1978年発売と書かれているんですが、公式サイトには1983年発売となっています。
そして、今回限定販売されたアウトレット商品は、当時の本体価格2,900円に消費税を含めた3,190円。
そうですよ、昭和の時代は消費税がなかったんですよ。
自販機のジュースがどこでも100円で買えた時代を知っている身からすると感慨深いですね。
表カバーを外してみた
YouTube長尺動画では表カバーを外していなかったのですが、後日ショート動画で表カバーも外しています。
裏カバーを外したら見える4箇所のネジ穴は、プラスドライバーNo.1サイズが丁度よかったんですが、ネジを囲む穴が細過ぎてかなりのツンデレラフィットだったので時間のある時にゆっくり作業しました。
ちなみにリードプレートのネジも+No.1のサイズです。
4箇所のネジを外すと表の黄色いカバーが外れます。

鍵盤上部は別珍ではなく金属製のプレートで繋がれています。
そして、バネに覆い被さるように鍵盤と同じプラスチックのパーツがついています。
たぶん鍵盤と一体になっているパーツだと思いますが、番号と音名が振ってありました。

作りは一見シンプルで簡素化されているように見えるんですが、鍵盤パーツなんかを見ると丁寧に作られているのがわかりますね。
簡素化というより軽量化の作りなんですかね。
メロディオン スタディⅡ-25を試奏した感想
まずは鍵盤が40年前の物とは思えないくらいにスムーズに動いてくれたのに感動しました。
YouTube動画でも説明していますが、鍵盤ハーモニカ独特の「長らく弾かなかったら鍵盤がパキパキ言う現象」が起こらなかったのには驚きでした。
この辺りは、さすがメロディオン!と言った感じです。
音の印象はとてもハッキリと明快な感じです。
小さなボディのわりに音量もしっかり出て吹きやすいですね。
弾き比べした機種がPro-37v3やソプラノメディオンだったので、それに比べれば立ち上がりは少し遅いかなといった印象ですが、トンボのピアノホーンほどの遅さは感じませんでした。
手持ちの鍵盤ハーモニカで近い感じはキョーリツ メロディピアノかなと。
構造はHohner メロディカに似ているんですが、吹いた感覚はメロディピアノっぽいなーという印象です。
メロディピアノよりも打鍵音、離鍵音が気にならずスムーズな指使いができるので、個人的にはメロディオン スタディⅡ-25かなり高評価です。
今後世に出るかどうかはわかりませんが、気になる方はフリマサイトなどでチェックしてみるのもおすすめです。









