Instagramでライブ配信を行ったあと、自分のライブであればアーカイブからライブ動画をダウンロードすることが出来ます。
その動画をYouTubeショート用に編集しようとFinal Cut Proに読み込ませたところ、編集どころか何一つ動作できないくらいに動かなくなってしまったので、その時行った対処方法を書き留めておきます。
トランスコードと解析が進まない
素材動画の容量が重くて編集作業が遅い場合には、トランスコードでプロキシメディアを作成し、素材動画の容量を一旦小さくして行う事が多いのですが、インスタグラムからダウンロードした動画を読み込ませると、このトランスコードを行うまでの作業にすら辿り着かないくらい重い。
メディア読み込み時に最初からプロキシメディアを作成する事も出来るのですが、こちらも通常の動画よりも遅すぎてうんともすんとも言わない状態になってしまいました。
インスタライブ動画の容量を確認すると、236MBと容量自体は大きくなく、iPhoneで撮影した3GBの動画と比べても1割にも満たない容量。
iPhone動画はFinal Cut Proに読み込ませてもサクサクと問題なく編集できるのに対し、インスタライブ動画は読み込ませた瞬間から何もできなくなります。
ということは、容量の関係ではないと思い、他の方法を試すことにしました。
荒技「オーディオを切り離す」
1つ気づいた点は、インスタライブ動画をなんとかしてFinal Cut Proのタイムライン上で「オーディオを切り離す」を行い、オーディオデータをタイムライン上から除けば普通に編集作業が行えるということ。
Final Cut Proではバックグラウンドでレンダリングが行われてしまうので、この作業がなければ他の動画同様に扱えることがわかりました。
インスタライブと同時にマイクで音声収録をしておけばこれで対応できるかもしれませんが、今回は音声データも含めたインスタライブアーカイブ動画を編集したいので、Final Cut Proに動画を読み込ませる前に動画ファイルをエンコードしてみました。
Macのファインダー上でエンコードする
Macの場合、デフォルトでファイルを圧縮する機能があり、動画ファイルのエンコードも特にソフトウェアやアプリなどを必要とせず、ファインダー上からエンコードが行えます。
ダウンロードした動画ファイルを右クリックして「選択したビデオファイルをエンコード」を選択します。

設定画面が表示されるので任意の設定を選択します。

元の動画の大きさが432 × 768pxだったので、今回は「H.264 720P」を選択しました。
「続ける」をクリックして数秒待てばエンコードされた同じ動画のmovファイルが出来上がります。
作成されたmovファイルをFinal Cut Proで読み込んだらiPhone動画同様にサクサクと作業できました。

余談ですが、YouTubeショートが3分になったらしいです
2024年10月15日からYouTubeショート動画が、上限時間1分から3分になったとのことで、インスタライブを3分に切り抜きしてYouTubeにアップしてみたんですが、どうもショート動画の気配ではないです。
現在1分以上の縦型動画はショート動画としてすぐには表示されず、更新が完了するまでに数週間かかる見込みとの事なので少し待ってみます。

古いビデオや低解像度の動画の編集はHitPaw Video Enhancerがおすすめです。