44鍵のエレアコ鍵盤ハーモニカ HAMMOND PRO-44Hのツバ液抜きレバーが割れてしまった時の忘備録を書いておきます。
HAMMOND PRO-44H 唾抜きレバーの構造
鍵盤ハーモニカには、マウスピース差込口とは逆側に、唾液を抜くボタンやパーツが付いています。
HAMMOND PRO-44Hには唾液抜きレバーというパーツが付いていて普段は穴を塞いでいるのですが、レバーを押すとテコの原理で開いてマウスピース側から息を吹き込むと水分が抜けるという仕組みになっています。
形は異なる場合もありますが、鈴木楽器製作所のメロディオンは大体この仕組みで唾液を抜きます。
MOND PRO-44Hについている唾液抜きレバーは、他のメロディオンのレバーに比べると小さく、プラスチックのような素材で出来ています。
唾液抜きレバーを押しても穴が全開になるわけではないので、いまいち水分が抜けているのかどうなのかがよくわからず、演奏の合間には頻繁に唾液抜きをしています。
そして、タオルを押し当てないと唾液がボタボタと床に落ちてしまいますから、レバーと穴の間にタオルを挟み込む癖がついてしまいました。
そんな使い方をしていると、とうとう唾液抜きレバーが中央で真っ二つに割れてしまったのです。
テコの原理で開閉しますから、割れると穴は開きっぱなしです。
音は鳴りますが息が余分に漏れるので、そのまま使い続けるわけにはいきません。
鈴木楽器製作所のFAQなども読み漁ってみましたが、唾液抜きレバーのパーツについては見つけられず。
これは修理に出さなきゃいけないのかなと、鈴木楽器製作所へ問い合わせると、唾液抜きレバーは唾液抜きボタンという名前で販売されていたので、パーツを購入して自分で付け替えることにしました。
メロディオン唾抜きパーツの価格
ちなみに、その際にご提示いただいたパーツの価格は以下の通り。
- 唾液抜きボタン 定価:90円(税別)
- 唾液抜きボタン軸 定価:20円(税別)
- バネ:5円(税別)
パーツの価格は機種や時期によっても変動があるかもしれないので、必要な方はメーカーへご確認ください。
外側から見えている部分の黒い唾液抜きレバーには穴を塞ぐパッキンはついていますが、内側で鍵盤ハーモニカ本体に留める軸やバネは別売りです。
バネは鍵盤に使われている物と同じようでした。
スペアを常備されている方や、SUZUKI メロディオン修理工具セット(MRT-01)をお持ちの方はセットされているバネが使えます。
今回は唾液抜きレバーだけが破損したので、唾液抜きボタンのみの購入で良いのですが、念のため一式を2点ずつ購入しました。
メロディオンパーツの注文方法
鈴木楽器製品取扱店へ注文して取り寄せる方法と、鈴木楽器製作所から直接購入する方法があります。
鈴木楽器製作所からの購入は別途送料が必要になりますが、小さなパーツであればメール便発送も対応されています。
そんなわけで、パーツを手に入れたので次は付け替えです。
パーツの付け替え方についてはこちらの記事に手順を記載しています。