前々から気になっていたバス鍵盤ハーモニカHAMMOND PRO-24Bを購入しました。
その名の通り低い音域が出せる鍵盤ハーモニカなんですが、単にベースとして扱うには勿体無いぐらいクセがあります。
HAMMOND PRO-44Hとの比較
以前から愛用している44鍵のHAMMOND PRO-44Hと鍵盤を並べて比較してみると、PRO-44Hの最低音Cその下のFまでがPRO-24Bの最低音です。
こうしてみると、PRO-44Hは鍵盤がすごく小さいですね。
音域は大多数が被っているので、PRO-44Hはかなりマルチに対応できる機種なんだなと改めて思いますが、実際演奏してみると、PRO-24Bはかなり粘りのある音が出ます。
個人的にはトロンボーンの雰囲気に似ていると思います。
アルト鍵ハモとは違う演奏のコツ
低音リードが太いためか、息使いはアルト音域の鍵盤ハーモニカよりもちょっとコツが必要です。
購入前に試奏させてもらった時には、やっぱりたくさんの息の送り込みが必要だなと思っていましたが、いざ自分のバス鍵ハモで演奏してみたところ、思ったより楽勝じゃないかと思ったんです。最初は。
実際にライブで演奏してみようと思い本番を迎えたところ、低音域の音が不発してしまい思ったように演奏ができませんでした。
練習の時や音合わせには鳴っていた音が鳴らなくなったんです。
終わった後に吹いてみるとちゃんと音が鳴るので壊れてはいないようで、すごく不思議でした。
本番になると、自分では意識していない緊張感があり、指の打鍵と息のタイミングがうまくマッチせずに不発になってしまったのだと思います。
実際、低音域は急に力強く吹いても音がなりません。
リードを震わせるイメージで拭かないとうまく音が鳴ってくれないのです。
バスだからたくさんの息が必要というわけではないようです。
このあたりが今からの練習課題かなと思っています。
HAMMOND PRO-24Bはエレアコモデル
今回購入したHAMMOND PRO-24Bはエレアコモデルです。
高音側と低音側、2箇所にピックアップマイクが付いています。
このマイクはHiとLoでバランス調整ができます。
曲調によってすぐに変更できるのが良いですね。
ピックアップマイクを活用して演奏される方や、エレアコ鍵盤ハーモニカを使っている方は、以前の記事も合わせて読んでみてください。
ピックアップマイクが必要ない方は、マイクなしのバス鍵盤ハーモニカも発売されています。
バス鍵盤ハーモニカでまた新しい鍵盤ハーモニカの楽しみ方が広がる予感がしています。