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リードプレートに亀裂が入った鍵盤ハーモニカと新調した鍵盤ハーモニカの弾き比べ

【検証】リードプレートにヒビが入った鍵盤ハーモニカは演奏できるのか? Melody Piano
この記事は約6分で読めます。

2018年11月に購入した、キョーリツコーポレーションの鍵盤ハーモニカ メロディピアノ P3001-32K/NIJIのリードプレートに亀裂が入っているのを発見しました。

リードプレートの亀裂
保育園・幼稚園や小学校の音楽の授業で使える定番音域の「32鍵盤ハーモニカ」

プレート全体に長く亀裂が入っており、有識者からは「そんなダイナミックな亀裂は初めて見た。」と衝撃の一言をいただきました。

亀裂の位置や方向から察するにはプレートを留めているネジが関係しているのではないかと思うのですが、この機体ではプレートを外したり該当箇所のネジを回したりした事がありません。

破損については思い当たる節が多々ありすぎる機体なのでコレという原因がわからないのですが、もしかしたら最初からネジが強く締まっていて、演奏する際の空気圧でだんだんと亀裂が入ったのかもしれません。

リードプレートの交換が真っ先に頭をよぎったのですが、よくよく考えるとメロディピアノは本体が3,000円前後で購入できる低価格の鍵盤ハーモニカなので、いっその事丸ごと買った方が良いのではと思い付きまして、どうせだったら新しいものと比較してみようと、検証動画を作成しました。

【検証】リードプレートにヒビが入った鍵盤ハーモニカは演奏できるのか?

YouTube player
https://youtu.be/w-Sx0zzCfro

新たに購入したのは同機種の色違い、P3001-32K/NEONLIME ネオンライム。

保育園・幼稚園や小学校の音楽の授業で使える定番音域の「32鍵盤ハーモニカ」

動画で演奏している通り、亀裂が入っているNIJIはどの音も鳴るので演奏はできます。

自分で演奏している際にはあまり感じなかったのですが、動画にしてみるとNEONLIMEの方が音量はしっかり出ています。
音が大きいというよりは、同じような息の吹き込み方だとNEONLIMEの方が大きく鳴るといった印象です。

動画の中でも説明しているように、アゲミ調整と空気室を塞ぐパッキンの劣化などによるものと考えられます。

空気室を塞ぐパッキン

リード本体の傷や欠けによって音に影響は出やすいのですが、リードプレートの傷自体では、さほど演奏には影響しないのかなと思います。

しかし、劣化しているのは確かなので、その後も使い続けた場合は亀裂から割れが生じて空気漏れが発生したり、不具合が起こる可能性は十分あります。

動画作成後に感じた音の違い

動画自体は6分程度に編集していますが、実際には30分程いろんなフレーズを試し弾きしました。
動画後半でも言っているように、新たに購入したNEONLIMEは、最初に出した音とは印象が違うように感じました。
動画で見ると音自体はそんなに変わらないのですが、弾いてる本人は音の出方の感覚が変わったなという印象です。

はじめにNIJIとNEONLIMEを弾き比べた時も、双方音が全く違うと現場では思っていたのですが、後で動画で確認してみると、音色としては正直同じメロディピアノの音だなという感想を持ちました。

繰り返し書いているように、さほど音色や演奏には支障がないようです。
ただし、演奏者本人はタンギング時の音の立ち上がりだったり、一息で鳴らす際のパッセージの繋ぎだったり、本体と触れている身体への感覚に違いが出るのではないかなと思います。
こうなると、一概に「支障がない」とも言えないですね。

そしてこの後、恒例の鍵盤外しも行いましたので、次回の記事でまた詳しくメロディピアノを掘り下げて行こうかと思います。

以前の鍵盤外しもお時間あればご覧ください。